一般治療
タイミング法
性交指導時に排卵予測のため尿中LHを検出。
超音波にて卵胞の大きさを測定し排卵日を特定し性交渉をもってもらいます。
排卵誘発法
クロミフェンやセキソビット、フェマーラ等の経口薬やHMG注射により卵胞の発育を促進させます。また、HCG注射で排卵を促したり、黄体ホルモン剤にて排卵後の着床をサポートします。
- どのようなお薬を使用するかは、患者様のお身体の状態やご希望をお聞きして、 無理のない不妊治療をご提案いたします。
精液検査
精液検査では、精液量・精子濃度・運動率・正常形態率などを測定します。
人工授精(AIH)
ご主人の精液を洗浄濃縮した後、細い管で精子を直接子宮の中に注入する治療方法です。排卵障害の程度により、経口薬と注射薬を使用しております。
AIHを6回程度しても妊娠に至らない場合は、体外受精へのステップアップをおすすめしています。
習慣性流産
習慣性流産とは一般的に三回以上流産することを言います。
習慣性流産の原因は以下の項目があげられ、当院では採血や染色体検査によって流産をくり返す原因を調べることが出来ます。
また、流産の原因に対し抗凝固療法(アスピリン療法・ヘパリン療法)や漢方療法など行っております。
| 原因 | 治療 |
|---|---|
| 免疫異常 自己免疫異常ほか(抗リン脂質抗体など) |
低用量アスピリン療法 漢方療法(柴苓湯)、ヘパリン療法 |
| 内分泌異常 黄体機能不全、プロラクチン分泌異常ほか |
ホルモン治療、ブロモクリプチン |
| 子宮形態異常 筋腫、癒着ほか |
手術 |
| 頸管無力症 | 頸管縫縮術 |
| 染色体異常 | 遺伝相談(遺伝カウンセラー) |
